2008年8月3日日曜日

●Touch(Japanese ANIME)●


Anime_Comic_Movie_Touch

上杉達也、上杉和也は一卵性双生児。Sportsも勉強も出来る弟の和也に対して、何事にもちゃらんぽらんな兄の達也。そして隣に住む同い年の浅倉南。3人は同じ中学・高校へ進む。『甲子園に連れて行って』という南の夢を叶えようと1年生でありながら野球部のエースとして活躍する和也だったが、地区予選決勝の朝に事故で亡くなる。そして達也は和也の「南の夢を叶える」という夢を継ぐAnime

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高校野球と恋愛の2本を軸にしたストーリー展開で、性別や年齢層を問わず人気がある。分野はBaseball cartoonだが、Baseballの経験がない人間にも受け入れられるのは、普遍的なTheme性が作品全体に表れており、これは本作より先に『少年サンデー増刊』で連載して好評を得ていた『ナイン』の路線を踏襲したものである。

それまでは原作者を立てたり、隔週連載だったあだち充にとって本作が初のOriginalの週刊連載。TitleのTouchはPass the batonの意味が込められて、弟の夢を兄が受け継いでいくことを表わしている。

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この死者が生者を呪縛するThemeをもって漫画評論家の夏目房之介は、ラブコメの名作と評する一方で、『あしたのジョー』『エースをねらえ!』と連なる作品と位置付けた。この賢弟愚兄の設定は、あだち充と兄のComic家のあだち勉の関係の反映という見方も存在する。Pass the baton劇となる7巻までは連載当初から構想したもので、以後はStory展開が重くなるのをなるべく軽妙にしようとあだちが参考にしたのはテレビドラマ『池中玄太80キロ』であったというAnime

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